こんにちは、レオです!
今回は9月22日発売の強化拡張パック「レイジングサーフ」と同日発売のスターターセット テラスタル「ミュウツーex」と「ラウドボーンex」の注目カードを紹介します。
強化拡張パック「レイジングサーフ」
ガブリアスex
ガブリアスex2進化/HP 320/タイプ 水ワザ
闘 ハイドロランダー 160
自分のトラッシュから「基本闘エネルギー」を3枚まで選び、ベンチポケモンに好きなようにつける。無無 ソニックダイブ
このポケモンについているエネルギーを2個トラッシュし、相手のポケモン1匹に、120ダメージ。[ベンチは弱点・抵抗力を計算しない。]弱点 雷/抵抗力 –/にげる 0
《ガブリアスex》は水タイプのポケモンなので、サポート《カイ》で《ガブリアスex》と《ふしぎなアメ》を持ってくることで簡単に進化可能です。
また逃げるエネルギーが0なので《フェザーボール》にも対応している点が優秀。
闘エネルギー1つで使えるワザ「ハイドロランダー」は160ダメージを与えつつ、トラッシュの闘エネルギーを3枚までベンチポケモンに好きなようにつけることができ、同時収録の《グラードン》やワザ「れんぞくはどうだん」の《ルカリオ》等、エネルギーの数だけワザの威力が上がるポケモンとの相性が良いです。
《ガブリアスex》については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
カプ・コケコex
カプ・コケコexたね/HP 210/タイプ 雷ワザ
雷 リベンジショック 30+
前の相手の番に、ワザのダメージで、自分のポケモンがきぜつしていたなら、90ダメージ追加し、相手のバトルポケモンをマヒにする。雷雷無 げきでんりゅう 180
このポケモンについているエネルギーを1個選び、トラッシュする。弱点 闘/抵抗力 –/にげる 1
《カプ・コケコex》の注目すべきはワザ「リベンジショック」。
前の番に自分のポケモンがきぜつしている必要がありますが、120ダメージを与えてマヒにすることができます。
CL2023横浜で優勝した《ミライドンex》デッキを見るとミライドンのワザ「フォトンブラスター」の220ダメージ以上を出せるのは、《ライチュウV》の「ダイナミックスパーク」ですがエネルギーをトラッシュする必要があります。
そこで《カプ・コケコex》のワザ「リベンジショック」でマヒにして、次の番に別の攻撃することでVSTAR等を倒すことが可能です。
HPが大きいポケモンが流行るほど《カプ・コケコex》の活躍の場も広がりそうです。
サーフゴーex
サーフゴーex1進化/HP 260/タイプ 鋼特性ボーナスコイン自分の番に1回使える。自分の山札を1枚引く。このポケモンがバトル場にいるなら、さらに1枚引く。
ワザ
鋼 ゴールドラッシュ 50×
自分の手札から基本エネルギーを好きなだけトラッシュし、その枚数×50ダメージ。弱点 炎/抵抗力 草/にげる 2
《サーフゴーex》は特性「ボーナスコイン」でバトル場にいれば2枚、ベンチにいても1枚カードを引くことができ、場にこのカードがいるほど、たくさんのカードをドローすることができます。
また、ワザ「ゴールドラッシュ」は、手札から基本エネルギーをトラッシュするほど火力が上がります。
エネルギーを手札に加える手段としてはサポートなら《おじょうさま》、グッズなら《はげましのてがみ》が挙げられます。
またワザのコストでトラッシュにいったカードは《スーパーエネルギー回収》を使うことで再利用できます。
自身でデッキを回す効果と高火力を両立できる期待のカードです。
こちらの記事でデッキレシピを紹介しています!
オトシドリex
オトシドリexたね/HP 200/タイプ 無ワザ
無 ファストキャリー
このワザは、先攻プレイヤーの最初の番でも使える。自分の山札からたねポケモンを3枚まで選び、ベンチに出す。そして山札を切る。無無無 シャドーウインド 130
のぞむなら、このポケモンと、ついているすべてのカードを、手札にもどす。弱点 雷/抵抗力 闘/にげる 1
《オトシドリex》は、先行プレイヤー最初の番でも使えるワザ「ファストキャリー」によって自分の山札からたねポケモンを3枚までベンチに出せます。
2進化exを主軸とするデッキなど、序盤にたくさんのポケモンを並べる必要があるデッキで活躍が期待されます。
序盤でワザを使った後は、サイドが2枚取られやすいカードとなってしまいますが、2つめのワザ「シャドーウインド」で退場することが可能です。
メテノ
メテノたね/HP 70/タイプ 闘特性
ぶっとびメテオ
自分の番に、このポケモンがベンチにいるなら、自分の手札からエネルギーをこのポケモンにつけるたび、1回使える。このポケモンをバトルポケモンと入れ替える。ワザ
無 じゅうりょくタックル 20×
相手のバトルポケモンのにげるためのエネルギーの数×20ダメージ。弱点 草/抵抗力 闘/にげる 2
《メテノ》は特性「ぶっとびメテオ」で、このカードにエネルギーがつくとベンチからバトル場に出すことができます。
そしてワザ「じゅうりょくタックル」は無色1エネで使えて相手の逃げるためのエネルギー×20を与えるカード。
ダメージがやや少ない印象ですが、《ルギアex》デッキに採用されているワザ「どっすんグースカ」の《カビゴン》を1度の攻撃で倒すことができます。
《カビゴン》は特性「へいきなしぼう」で《ヤミラミ》のワザ「ロストマイン」を無効にできることからロストデッキの天敵でしたが、《メテオ》を1枚採用することで効果的な場面が生まれそうです。
ガケガ二
ガケガニたね/HP 120/タイプ 闘ワザ
無無 ヒステリックシザー 30+
このポケモンが特殊状態なら、160ダメージ追加。闘闘 ボイルドプレス 80
このポケモンをやけどにする。弱点 草/抵抗力 –/にげる 3
《ガケガニ》の無色2エネで使える「ヒステリックシザー」は、特殊状態なら190ダメージを出すことができます。
特殊状態にするためには、《からくちスパイシーカレー》や拡張パック「古代の咆哮」収録の《アラブルタケ》が考えられます。
《ダブルターボエネルギー》1枚でワザが使え、条件を満たせば闘弱点の《アルセウスVSTAR》を1回で倒せるため活躍が期待されます。
ジラーチ
ジラーチたね/HP 70/タイプ 鋼特性
ステラヴェール
このポケモンがいるかぎり、自分のベンチポケモン全員は、相手のたねポケモンが使うワザの効果で、ダメカンがのらない。ワザ
無 エネチャージ
自分の山札から基本エネルギーを2枚まで選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。弱点 炎/抵抗力 草/にげる 1
今回のパックで最も注目の1枚です。
特性「ステラヴェール」で《ヤミラミ》の「ロストマイン」や《クレセリア》の「ムーンライトリバース」から自分のポケモンを守ることができます。
ただし、「げっこうしゅりけん」等のベンチにダメージを与えるワザを防ぐためには《マナフィ》が必要となるため、《ジラーチ》と《マナフィ》を並べるとベンチが圧迫されることから安易に2枚だすことは、結果として自分を苦しめる可能性も…
環境で猛威を振るっているデッキの対策になることから、このカードの登場で流行りのデッキにも影響が出そうです。
ギルガルド
ギルガルド2進化/HP 150/タイプ 鋼特性
しんぴのたて
このポケモンは、相手の「ポケモンex・V」からワザのダメージを受けない。ワザ
鋼無 ハードバッシュ 120
このワザのダメージは、相手のバトルポケモンにかかっている効果を計算しない。弱点 炎/抵抗力 草/にげる 3
《ギルガルド》は特性「しんぴのたて」でポケモンex・Vからダメージを受けないポケモンです。
同じ特性に《ミミッキュ》がいますが、2進化である分《ギルガルド》のほうがHP、ワザともに優秀です。
150というHPは《ギラティナV》の「ひきさく」で倒されてしまいますが、後述の《ゴージャスマント》をつけることでHP250まで上がりex・V以外のポケモンからも倒されにくくなります。
ゴージャスマント
ゴージャスマント
ポケモンのどうぐ
このカードをつけているポケモン(「ルールを持つポケモン」をのぞく)の最大HPは「+100」され、そのポケモンが、相手のポケモンからワザのダメージを受けてきぜつしたとき、とられるサイドは1枚多くなる。
最大HPを+100するカード。
ルールを持つポケモンを除くという制限があるものの、1進化・2進化の非ルールポケモンにつけることでex・V並の耐久力を得ることができます。
またexに進化する前のたねポケモンにつけることで、「げっこうしゅりけん」や「ロストマイン」の脅威から守ることができ、進化後はサイドを1枚取られるデメリットも消滅します。
ちなみに、「ダメージを受けてきぜつしたとき」とあるので、「ロストマイン」で倒されたときはサイドを1枚多く取られるデメリットがなくなります。
特性「へんなこうどう」を持つ《ヤドラン》につけるとダメカン19個分の受け皿になるのも面白いです。
ワザマシン
このパックから登場するワザマシンは、ポケモンにつけると1度だけ書かれているワザが使えるという面白いカードです。
ワザマシン エナジーターボ
ポケモンのどうぐ
このカードをつけているポケモンは、このカードに書かれているワザを使える。[ワザを使うためのエネルギーは必要。]
ポケモンについているこのカードは、自分の番の終わりにトラッシュする。ワザ
無 エナジーターボ
自分の山札から基本エネルギーを2枚まで選び、ベンチポケモンに好きなようにつける。そして山札を切る。
《ワザマシン エナジーターボ》はベンチポケモンに山札からエネルギーが2枚つけれるカード。
エネルギー加速が課題のデッキには採用の余地がありそうです。
《ジェットエネルギー》が採用されているデッキだと、ベンチのポケモンを前に出しつつ「絵ネジーターボ」が使えて面白そう。
バトル場で特性が働く「ふしぎなしっぽ」の《ミュウ》や《クレッフィ》等と合わせると強そうです。
ワザマシン やみうち
ポケモンのどうぐ
このカードをつけているポケモンは、このカードに書かれているワザを使える。[ワザを使うためのエネルギーは必要。]
ポケモンについているこのカードは、自分の番の終わりにトラッシュする。ワザ
無無無 やみうち
ダメカンがのっている相手のポケモン1匹に、100ダメージ。[ベンチは弱点・抵抗力を計算しない。]
ダメカンがのっている相手のポケモン1匹に100ダメージを出せる《ワザマシン やみうち》。
エネルギーが無色3つと重いですが、特性「ロストプロバイド」の《ウッウ》であったり、《かがやくリザードン》であれば簡単にワザを使うことができます。
特にロスト系のデッキに入れると《ヤミラミ》でダメカンをバラまきつつ、《ウッウ》でエネルギーなしでベンチ狙撃できるのは、攻撃のためのエネルギーがつけれないターンに重宝しそうです。
スターターセット テラスタル「ミュウツーex」
ミュウツーex
ミュウツーexたね/HP 230/タイプ 雷ワザ
超 トランスチャージ
自分のトラッシュから「基本超エネルギー」を2枚まで選び、自分のポケモンに好きなようにつける。超超 フォトンキネシス 10+
自分のポケモン全員についている超エネルギーの数×30ダメージ追加。弱点 闘/抵抗力 –/にげる 2
《ミュウツーex》は雷タイプのポケモンexで、ワザ「フォトンキネシス」は場のポケモンについている超エネルギーの合計分ダメージが追加されます。
テラスタルにより雷タイプとなっているため、《サーナイトex》の特性によってエネルギーをつけることはできませんが、同じスターターセットに収録されている《ネイティオ》と組み合わせることで強く使えそうなカードです。
ネイティオ
ネイティオ1進化/HP 100/タイプ 超特性
アカシックセンス
自分の番に1回使える。自分の手札から「基本超エネルギー」を1枚選び、ベンチポケモンにつける。その後、自分の山札を2枚引く。ワザ
超超無 ちょうねんりき 80弱点 悪/抵抗力 闘/にげる 1
《ネイティオ》の特性「アカシックスセンス」で手札から基本超エネルギーをベンチポケモンにつけつつ、山札から2枚引くことができます。
あの《こくばバドレックスVMAX》の特性「めいかいのとびら」と同等、いやエネルギーのつけ先が超ポケモンという縛りがない分より強力な特性を非ルールの《ネイティオ》が得ました。
普通は特性でエネルギーをつける効果のみか、「リファイン」のように1枚捨てて2枚引く効果なのに対し、エネ加速とドローを兼ね備えた強力な特性になっています。
《ミュウツーex》と組み合わせても、他のカードと組み合わせても強力そうです。
スターターセット「ミュウツーex」に収録のカード考察はこちらの記事で詳細まとめてます!
スターターセット テラスタル「ラウドボーンex」
ラウドボーンex2進化/HP 330/タイプ 鋼特性
ばくねつソング
自分の番に、自分の手札から「基本炎エネルギー」を1枚トラッシュするなら、1回使える。この番、自分のポケモンが使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージは「+60」される。ワザ
炎炎 ラスターバーン 160
このワザのダメージは、相手のバトルポケモンにかかっている効果を計算しない。弱点 炎/抵抗力 草/にげる 3
《ラウドボーンex》は特性「ばくねつソング」により、手札から基本炎エネルギーをトラッシュすることでワザのダメージを+60もしてくれる効果を持っています。
複数の《ラウドボーンex》を並べることで、+120、+180のダメージ上昇を狙えるのは魅力的です。
《ファイヤー》や《かがやくリザードン》のようなポケモンにダメージを乗せても強そうですが、個人的には《アルセウスVSTAR》との組み合わせに興味を持っています。
こちらの記事で《アルセウスVSTAR》と《ラウドボーンex》のデッキを紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
おわりに
強化拡張パック「レイジングサーフ」と同日発売のスターターセット テラスタル「ミュウツーex」と「ラウドボーンex」の注目カードを紹介しました。
環境を塗り替えるような強力なカードはないものの、《ジラーチ》や《ネイティオ》、《ゴージャスマント》の登場により新たなデッキタイプが登場しそうです。
個人的にはワザマシンの今後に期待しています。
今回は以上です!
最後まで読んでくれてありがとうございます!
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