こんにちは、レオです!
相変わらずポケカに夢中な毎日を過ごしています。
最近だと拡張パック「フュージョンアーツ」の当選発表がありましたが、結果はいかがでしたでしょうか。
僕は幸運にも当選することができてホッとしていますが、新弾の発売のために当選かどうかで一喜一憂するのも疲れてきましたね。
特に最近気になっているのは、ポケカをはじめてからスマホを触る時間が増えたことです。
新情報を逃さないようにTwitterに張り付いたり。
新発売の商品が出る度に、ポケモンセンターオンラインでクリック戦争したり。
パックが買えないから良いオリパ出ないかとSNSを漁ったり。
狙ってるカードを安く買えないかメルカリの更新を繰り返したり。
抽選結果発表の日にはいつメールが届くか、普段チェックしないメールボックスを何度も確認したり。
・・・
職業がIT系だからこそ、寝る前はスマホ見ないようにとか、目の健康に少し気を使っていたんですが、ポケカをやってからそんな習慣も忘れてスマホを触っていました。
そんなとき、たまたま少し前に話題になった本『スマホ脳』を読んでいると「だからポケカはじめてからこんなにスマホ触ってるのか」と気付きを得ることができました。
今回はそこで得た気付きをシェアしていく回にしたいと思います。
スマホが手放せないポケカプレイヤー
朝起きてまずやるのは、スマホを手に伸ばすこと。1日の最後にやるのはスマホをベッド脇のテーブルに置くこと。私たちは1日に2600回以上スマホを触り、平均して10分に一度スマホを手に取っている。
アンデシュ・ハンセン (2020).スマホ脳 新潮新書 P.69
ポケカをはじめて最初に予約して買ったのが「一撃マスター」「連撃マスター」。
この頃は近所のカードショップやおもちゃ屋さんで予約すれば苦労することなく新弾のBOXを開封することができました。
しかし最近では新弾のBOXをゲットするためにはポケモンセンターオンラインの抽選予約やカードショップの抽選予約で当選しないとゲットできなくなってしまいました。
このとき考えるのがどれくらい抽選に申し込むかです。
ポケモンセンターオンラインだけでいいか、いくつかのカードショップも含めて複数の店舗で応募するか。
そしてそれは僕の場合、新弾に入っているカードの中身によって左右されます。
お気に入りのポケモンやトレーナーのカードが入っているかどうか、あきらかに高騰しそうでシングル買いでゲットするにはハードルが高そうなカードが含まれているかどうか。
最新の情報を常に仕入れるためにスマホを手放すことができなくなりました。
その奥深くには「損をしたらこわい」という感情があるように思えます。
そもそも買えなかったらお金を支払うこともないので、「損をする」ということはないのですが、「希少なカードを手に入れることができなかった」=「損をする」と結びつけてしまっているように思えます。
報酬システムを激しく作動されるのは、お金、食べ物、セックス、承認、新しい経験のいずれでもなく、それに対する期待だ。何かが起きるかもという期待以上に、報酬中枢を駆り立てるものはない。
アンデシュ・ハンセン (2020).スマホ脳 新潮新書 P.74
もしかしたらあのカードを手に入るかもしれない!
カードの開封ほど期待を高まらせてくれるものはない。
そのように最近感じます。笑
公式のパックだけでなく、オリパも同じですね。
少ない金額であの珍しいカードが手に入るかもという期待感が「もっと良いオリパはないだろうか」とスマホをスクロールする手を止めてくれません。
ポケモンセンターオンラインの購入戦争に勝利したときも、商品が実際に手に届いたとき以上に幸福感を与えてくれたりします。
ネガティブな感情はポジティブな感情以上に人を行動させるといいますが、「損をしたくない」「なにか良いカードが手に入るかも」という気持ちがある限り、ポケカをする上ではスマホを手放すのは難しそうです。
あなたの脳はポケカに最適化されていない
普段どんなに温厚な人でも、スマホを前にすると短気になる。
前職のWEB制作会社で社長から教わったことです。
いつも落ち着いていて怒らない人でも、クリックしてWEBサイトが表示されるまでに3秒以上待たされるとイライラしてきます。
サイトやアプリを制作している側はユーザーのそういった心理を考慮してものづくりをしますが、どんなに気を使っても不測の事態が起こるのもITの世界。
イーブイヒーローズの争奪戦のときには、ポケモンセンターオンラインを前にだいぶ感情を昂ぶらせましたし、新商品の発売の度にアクセスできなくなるのでポケカをはじめてから感情的になる瞬間が増えました。
それでも懲りずにポケカを追い求め、疲れと不満がたまる日々を過ごすのです。
自動車や電気やスマホは、あなたや私にとってごく自然な存在だ。それらがない世界なんて、今では考えられない。しかし今のこの社会は、人間の歴史のほんの一瞬にすぎない。地球上に現れてから99.9%の時間を、人間は狩猟と採集をして暮らしてきた。私たちの脳は、今でも当時の生活様式に最適化されている。脳はこの1万年変化していない ― それが現実なのだ。生物学的に見ると、あなたの脳はまだサバンナで暮らしている。
アンデシュ・ハンセン (2020).スマホ脳 新潮新書 P.8
人類はスマホなしで歴史を作ってきたとあるように、そもそも人の脳はスマホと上手に付き合えるように進化していない。
進化の観点から言えば、人が知識・情報を追い求めるのは、生き残るために不可欠であるためなんら不思議ではなく、安全な暮らしが保証されている現代においても異なる意味で情報を追い求めるのは自然なことらしいです。
そう考えると脳の仕組み上、1ヶ月ごとに新情報が公開されるポケモンカードは常にドーパミンを放出されるのに一役買っていそうです。笑
こうなってくると自分で意識的に自重しない限りは、ポケモンカードを続けていく上でスマホ時間は増え続けていきそうです。
習慣を見直そう
「研究には時間がかかる」ことだ。まず計画を立て、被験者を集め、調査を実施し、結果分析をしてから、それをまとめたものを学術雑誌に発表する。これには通常4~5年かかる。つまり、今発表される研究の多くは2013年か2014年ごろに計画が始まったもので、その当時より、私たちがデジタルメディアに費やす時間は格段に増えている。
アンデシュ・ハンセン (2020).スマホ脳 新潮新書 P.226
現時点で明らかになっているスマホの危険性を示す研究結果はいまから5年以上前に研究がスタートされたものだとのこと。
僕自身、5年前と比べて明らかにスマホを触る時間は増えているし、おそらく身体に与える影響も増えているのでしょう。
在宅ワークも相まって、鬱っぽいなと感じる瞬間も増えてきているように感じるので、少しスマホライフを見直していきたいと思う。
まずはスマホの利用時間を計測すること。
本の中では10分に一度スマホを触ると書かれているが、自分もそれに当てはまりそうです。
アプリのプッシュ通知をオフにする。
TwitterやBASE、メルカリのプッシュ通知をオフにしてみようと思います。
必要以上の情報は集中力を乱すし、時間とお金の浪費につながりそう。
寝るときはスマホを触れない位置に置く。
寝る直前までスマホを触っていると睡眠に影響が出ることは明らかなので、寝る1時間前には距離を置こうと思います。
深夜にポケカをプレイする上で影響出る情報は出てこないよ。
それでもカードゲームは素晴らしい
ポケカをはじめてからスマホを触る時間が増え、それが感情の起伏やお金と時間の浪費につながっていると述べてきましたが、それでもカードゲームは素晴らしいと考えています。
カードをプレイするときは自分と相手がいて、常に先を考えながらプレイすることで頭も鍛えられるし、カードをシャッフルしたり手や指も鍛えられるので小さな子どもにもおすすめできます。
実際、知り合いのママさんは小学校の息子がテレビゲームばかりで視力の低下がひどいから、ポケモンカードを買い与えたといってました。
どんなコンテンツにも良い部分と悪い部分があると思うので、両面知った上で、自分にあった付き合い方を考えて過ごしていきたいですね。
今回は以上です!
最後まで読んでくれてありがとうございます!
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