漫画『SLAM DUNK』(スラムダンク)のアニメ映画化が決定しましたね!
現役のバスケ部時代からずーっと読み続けて、30代になった今でもたまに読み返したりしているので、この発表には興奮しました。
まだ映画の内容は公開されていないですが、アニメ化されなかった原作のインターハイを描いてくれることに期待しています。
当時の声優さんは起用できるのだろうか。
今回はスラムダンク映画化発表を受けて、インターハイ編を振り返っていきたいと思います!
豊玉戦、山王戦と数々の名場面・名言を生み出したインターハイ。
僕も大好きなセリフでいっぱいです。
まずは豊玉戦を名言・名セリフで振り返っていきます。
試合前・前半・後半と区切って紹介していきます!
試合前
オレのアタマつかんだこと忘れんなよ
湘北と豊玉のバトルは試合前、インターハイの舞台である広島に向かう新幹線の中からはじまります。
湘北高校の面々は新幹線の中ではじめてトーナメントの組み合わせを雑誌で知り、全国連覇中の山王工業やベスト4の愛和学院と同じブロックであることに衝撃を受けます。
そんなときに絡んできたのが豊玉の岸本。
メガネ君(木暮)に絡んだ後、桜木花道に足を引っ掛けられて豪快にすっ転びます。
起き上がった岸本は真っ赤なボウズ頭に掴みかかるも、豊玉の監督に制止され立ち去ろうというときに、花道が放ったセリフです。
試合開始前からバチバチの2校。
すまん 誰だっけ君?
試合前日、湘北メンバーは神奈川県大会で死闘を繰り広げた海南大附属高校と再会します。
トーナメントを勝ち進んで海南へのリベンジを宣言すると、そこにまたしても豊玉メンバーが。
海南の牧に向かって挑発をする豊玉・岸本。
そんな岸本に向かって牧が言ったのが、「すまん 誰だっけ君?」
牧が格の違いを見せつけるワンシーンでした。笑
ここで豊玉のキャプテンでエースの南(北だったかな?)とも初対面となります。
県大会ではここまで試合前の両チームの絡みを描いた場面はなかったと記憶しているので、さすが全国大会。
丁寧に試合までのボルテージが上がっている様子が描かれていますね。
正しくなかったと思い知らせてあげましょう
試合前の両チームの評価はAランクの豊玉とCランクの湘北。
湘北は完全に格下扱いです。
舐められるのが嫌いな不良気質な湘北メンバーは苛立ちます。
そんなチームに監督・安西先生は「気楽でいいじゃないですか」と言います。
試合前の選手の士気を高める監督らしい場面が描かれています。
陵南戦では不在だった安西先生ですが、やはりHCの役割は重要ですね。
前半戦
1本!!1本じっくり!!
試合が始まってみると豊玉の挑発とペースに苦しみ、立ち上がり1分で9点も取られる湘北。
豊玉のオフェンス重視の速いペースに対応するために、安西先生がコートに送り込んだのがPGのヤス(安田)。
ここまであまり描かれることのなかった安田の登場で、安西先生の本気度が伝わりますね。
速いペースと3Pで効率的に得点を重ねるスタイルは近年のNBAのスタイルに近いものがあります。
ヤスがペースをコントロールし、赤木を中心としたハーフコート主体のオフェンスで15-14の接戦までもどします。
お前がエースや
赤木に加え、エース・流川の活躍で試合は湘北ムード。
そこに立ちふさがったのが、豊玉のキャプテン南。
南はエースキラーと呼ばれ、相手チームのエースを故意に負傷させるほど勝利に執着したプレイヤーでした。
そんな南の肘鉄が流川の顔面を直撃。
流川はコートを去ることになります。
ここから試合は乱闘目前の大荒れ。
前半を28-34で折り返し、豊玉優勢で後半に突入となります。
全国制覇とは口だけの目標かね
豊玉のラフプレーに本来の実力を発揮できない湘北の選手たち。
ハーフタイム中、そんなメンバーに安西先生が言い放ちます。
選手が間違った方向に進もうとしているとき、しっかりと道を戻してあげる監督らしい一言でした。
やはり全国では安西先生が目立ちますね。
いよいよ後半戦です。
後半戦
その方が、バスケットを好きになってくれる
全国制覇を目指しているのは豊玉も同じです。
彼らが全国制覇を目指す理由は恩師・北野さんのバスケを証明することです。
オフェンス重視のラン&ガンでベスト8止まりの豊玉は、監督が交代した今でも尊敬する北野さんの教えで優勝できることを証明するために必死です。
高校のたった3年間でできることなんか限られとる。全部やろう思てもムリや。そやから豊玉の練習は、オフェンス8にディフェンス2くらいのもんや。そらあ批判もあるけどな。そんでええのや…その方が、バスケットを好きになってくれる
バスケを楽しむためにオフェンス重視のバスケを教えていた北野元監督。
恩師の言葉を思い出しながら、「ラン&ガンで優勝したるんや!!」と豊玉メンバーも気合を入れます。
アリウープって何だっけ・・・?
ラン&ガンが得意なのは湘北も同じ。
スピード勝負を仕掛けるリョータから桜木にリングより高さのあるパスがでます。
残念ながらこのアリウープは桜木のミスによって失敗しますが、これが後々の山王戦につながる大事なプレイになっていますね。
日本一の選手ってどんな選手だと思う・・・
速い展開を得意とする豊玉に真っ向勝負を挑む湘北ですが、やや苦戦しだします。
そこを打開するのがエース流川です。
チームを日本一に導く選手になると南に宣戦布告します。
身体の感覚を・・・信じろ
片目を負傷しながらもエースムーブを繰り返す流川。
ファウルをもらってフリースローラインに立ちます。
片目でゴールまでの距離感がつかめない流川は両目をつぶってフリースローをします。
このシーンはマイケル・ジョーダンが当時ルーキーだったムトンボに対してNBAの洗礼を与えた場面を参考にしているのでしょう。
そりゃあ驚くぜ 神奈川の奴なら誰だってな
流川が活躍すれば、当然あの男が黙っていません。
2万本合宿の成果を見せようとミドルシュートに挑む桜木花道。
一本目は失敗するも、2本目で成功。
バスケをはじめて4ヶ月の男の成長に観戦していた海南メンバーも驚きを隠せません。
バスケットは好きか?
流川の活躍に圧倒され、調子を崩していく豊玉・南。
再び流川を潰そうと突進する南の脳裏に恩師・北野の言葉が蘇ります。
「バスケットは好きか?」
逆に負傷退場をしてしまった南の前に、ミニバスの教え子たちを引き連れた北野が現れます。
以前と変わらずオフェンス重視のバスケを教えている恩師の姿にバスケを楽しむことを思い出す南。
コートにもどり、北野さんが教えてくれた大前提、ゲームそのものを楽しむことを岸本と共有します。
「勝った方が100倍楽しいもんな」
一瞬たりとも油断するな!!!
勝ったと油断している湘北に自分たちのバスケを取り戻した豊玉が猛追を見せます。
基本を疎かにする桜木に赤木が「相手は大阪の代表になるほどのチームなんだぞ!ナメてんじゃねえ!!」と檄を飛ばします。
試合終了のブザーが鳴り、湘北が91-87で豊玉に勝利し、2回戦進出を決めるのでした。
まとめ
今回は名言・名台詞をもとにスラムダンクの豊玉戦を振り返ってみました。
「自分たちのバスケをする」というのが描かれた一戦では、数々の名セリフが飛び出していましたね。
映画でこの試合が描かれるかは不明ですが、仮に描かれたとしたらバスケしていた当時を思い出して泣いてしまいそうです。
当時の声優さんたちは起用されるのでしょうか。
EDはWANDSでしょうか。ボーカルは変わっていますが。
続報が出るのが楽しみです!
評判良ければ、山王戦も紹介していきたいと思います。
新装再編版の15巻では今回紹介した豊玉戦の試合開始から終了までが1冊にまとまっているのでおすすめです!
今回は以上です!
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