今の会社を辞めて独立したいけど、退職前にどんなことをしておいたらいいんだろう?
僕は30歳になる直前で再就職をして、現在は会社員として働いていますが、20代のころに会社を辞めてフリーランスになった経験があります。
正直に言うとフリーランスとしては失敗しました。
僕と同じように失敗をしてしまう人を減らすために、今回の記事では以下の内容を書いていきたいと思います。
本記事の内容
- フリーランスになる前、会社員のときにやっていたこと
- フリーランスになってやっておけばよかったと後悔したこと
簡単なプロフィール
会社を辞める時は勢いも大事ですが、こうすると失敗しやすいということを事前に知ることで、不要なリスクをとる確率を減らすことができます。
3分以内に読み終わるので、失敗した人の話も聞いてみたいという人は、最後まで読んでみてねー
フリーランスになる前、会社員のときにやっていたこと
「会社を辞めて独立したい!」
漠然とそんなことを考えていた若かりし頃の僕は、1年程度のプログラミング経験しかなく、なんのビジネスをしたらいいのだろう、どうやってお金を稼いだらいいだろうかと不安な日々を過ごしていました。
新しいビジネスの立ち上げ方も知らず、アイデアもまったくなかったので、とりあえず本を買って勉強するようにしました。
このときはビジネスに関連する本ならなんでも読み漁っていました。
営業、マーケティング、プレゼンテーション、プログラミング、アプリ開発、ビジネススキル、自己啓発…
だいたい1週間に3冊以上は読んでいたと思います。
ただ、いくら本を読んでもビジネスのアイデアも浮かばなければ、独立する決心もできませんでした。
なにか行動しないと…
そのとき思いついたのが、片っ端からイベントやセミナーに参加すること。
無料のものから1万円以上するものまで、いろんなものに参加しました。
基本は読んだ本の中で自分に刺さった本の著者を調べて、その人が講演会をやっていれば参加するというような流れで参加するものを決めていました。
ここで気をつけてほしいのは、独立したい人をカモるビジネスをしている人がホントに多いことです。。
参加したものの中には胡散臭い成功方法をアップセルするものだったり、ネットワークビジネスに勧誘されたりと、色々な体験をしました。(この話もどこかで)
しかし最終的に独立を決断したのも、このイベント参加の流れからです。
とある有料のセミナーに参加したときのことです。たまたま隣の席に座った参加者の人(少し年上)に声をかけられ、軽く自己紹介と雑談をしました。
渋谷でバーの店長をしているということで、せっかくできた縁だったので後日その人がやっているバーに遊びに行きました。
お酒もあまり得意でなく、バーなんて1人行ったことなかったので、このときはめちゃくちゃ緊張したのを覚えています。笑
お店の前を行ったり来たり何往復かしたあとに、「よし」と覚悟を決めて入りました。
お店に入るとカウンターに座らせてもらい、バーカウンター越しにセミナーで知り合った店長と雑談をしていました。
雑談していると後からお店に入ってきた人と会話をつないでくれたりして、楽しい時間を過ごしていると、これからビジネスを立ち上げることを目指している人たちのコミュニティがあることを教えてくれました。
なにも当てがなかった僕はこの出会いを信じて、何度かそのコミュニティの中で開催されているイベントに参加したりして、飲食店を経営している人、不動産業をしている人、就職支援ビジネスをしている人などと知り合うことができました。
半年くらい経って、最初に知り合ったバーの店長との仲が深まり、ビジネスパートナーとして一緒に仕事しないかと誘っていただきました。
これが僕が会社を辞めて独立したきっかけになったのです。
お互いに別の道を進むことになった今でも、この人とは連絡を取り合っているので、本当にたまたま良い出会いに恵まれました。
会社員のときにやっていたこと
- 1週間に3冊以上本を読む
- 読んだ本の著者の講演会に参加する
- 1つの出会いから複数の出会いにつなげる
フリーランスになってやっておけばよかったと後悔したこと
こうして会社を辞めてフリーランスになった僕は、ビジネスパートナーに営業をしてもらってホームページ制作をしたり、一緒にイベント企画をしたり、業務提携した企業の事業を支援したりといった活動をしていました。
特にこういったビジネスをやろうということではなく、自分たちにできるサービスを提供し続けていました。
独立前もっていたビジネスアイデアがない、尖ったスキルがないという不安は解決されないまま、パートナーの営業を頼りに自分がもっているITスキルを武器にサービス提供をし続けました。
立ち上がり当初は順調に仕事もできていたのですが、やはり長くは続きませんでした。
仕事を取るということを人に頼り切っていたので、継続して仕事を受注することもできなくなり、生活費がなくなっていき、最終的には会社員にもどる形になりました。
今思うとクラウドソーシングだったり、Uber eats(当時はなかった)だったり、その日暮らすためのお金を稼ぐ手段はいろいろあると思うんですが、当時はまったく思いつかなかったです。というか、そういうことをやるために独立したわけでもなかったので。
こうして失敗におわった僕のフリーランス生活ですが、振り返ると会社を辞める前にやるべきことが見えてきました。
それは、自分のファン(顧客)を作ることです。
現在はコンサルティング会社でマーケティング支援をしているので、当たり前にクライアントに伝えていることですが、人が集まるところにお金が集まります。
独立してから顧客を作ろうと思っても、そんなに簡単にはいきません。
特に人脈もなかった僕は、イベントを開催するとSNS上で告知したとしても、僕のために集まってくれる人はいません。
ましてお金を払ってくれる人なんてほぼいないです。
個別にメッセージを送ったとしても、「あいつ会社辞めて変なビジネスはじめている」「会社辞めた途端に連絡してきた」と悪評ばかり広まりました。
顧客がいない状態でビジネスをやるのではなく、顧客がいる状態でビジネスを始めると失敗をするリスクが減ると思っています。
ただフォローしてくれるだけでなく、いいねやリツイートをしてくれるだけでなく、時間とお金をネットでもリアルでも使ってくれる人を育てるということが大切です。
いまはブログに夢中でSNSはブログのサブツールとして活用していますが、もし独立を考えるタイミングがきたら、SNSに真剣に取り組むところもレポートしたいなと思います。笑
フリーランスになってやっておけばよかったと後悔したこと
- 会社を辞める前に自分のファンを作る
- ファンを作るためにSNSを活用する
- 実現したい目標とその過程を発信する
まとめ:顧客になる人に時間を使う
起業しても1年で3割が廃業するとも言われています。
記事内にも書きましたが、会社を辞めるためにはある程度の勢い、思い切りの良さが必要だと思いますが、しっかりと事前準備をすることでビジネスが失敗するリスクを下げることができます。
事業を始める、会社を辞める前に将来自分の顧客になる人を真剣に考えるということが、僕の失敗からの学びになります。
今回は以上です!
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